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子どものケガ！みんなの体験＆小児科先生の予防アドバイス

こけたり、打ったり、はさんだり…。気をつけていても起こってしまう子どものケガ。ご家庭で対応したものから病院にかけこんだものまで、たくさんのエピソードをいただきました（2023年1月「みんなの子育て☆アンケート」）。ご協力ありがとうございました。ここではエピソードや救急相談案内、小児科先生からのアドバイスをお届けします。

うちのケガ体験（>_<）

子どもがブランコに乗っていたとき散歩中の犬が通りかかり、「ワンワン！」と指をさそうとして手を離し、顔面からそのまま落ちました。唇が切れて大量に出血。タオルで圧迫止血し、家で冷やしました。
A.Hさん

夕飯前に家の中を走っていて、ちょうどレンジの扉を開けたところに突っ込んできて、おでこを思い切り扉にぶつけてたんこぶができた。冷やして一晩様子見。翌朝たんこぶは消えていたのでよかった。
T.Oさん

パパがトイレに入っているときに子どもがドアを持っていて、それに気付かずパパがドアを開け、子どもが指をはさんで切ってしまった。白川ミノリさん

加熱したホットプレートが乗っているテーブルのそばで踊っていて、よろけてホットプレートの熱い部分に手が当たった。すぐに水を流し続けて冷やしたらやけどのあとは残らずにすんだ。K.Tさん

クリスマスツリーの飾りの2cmくらいの玉を口に入れて口の中を血だらけにしていた。ガーゼで拭いてなんとなく治ったように思います（昔の記憶なので）。やっちゃんさん

イベントで、テンションが上がって走って行こうとする息子を止めようととっさに腕をひっぱったら、突然火がついたように大泣き。驚いて救護室に連れて行くと、たぶん肘内障（ちゅうないしょう…ひじの「亜脱臼」）なので病院に行った方がいいと言われた。ごんちさん

病院!? 様子見!?　とりあえず何を!? 病院行った方がいい？それとも様子見？　そんなときはこちらもご参考に。

電話で直接相談する。小児救急電話相談。＃8000。開設時間：19時から翌朝8時まで（365日）
電話番号：＃8000　（厚生労働省管轄の事業で全国同一の短縮番号です。大阪からかけると大阪府の窓口に自動転送されます）ダイヤル回線・IP電話の場合は　06-6765-3650　へ

救急車を呼ぶか、急患診療所へ行くか、おうちで様子をみるか、判断の目安になりますし、見守りや看病のポイントなどもあります。予習として事前に見ておくのもいいですね。（監修：厚生労働省研究班／日本小児科学会）

小児科先生の予防アドバイス

ベルランド総合病院は大阪府堺市にある病院です。
小児科外来・病棟は、子どもたちの権利を大切にし、療養中であっても成長・発達し続ける存在である子どもたちと、ご家族への支援を大切にしています。また、病棟・外来ともに保育士が在中しておりプレパレーションを通して子どもたちへの理解を促し、頑張ったねカードやメディカルプレイを取り入れ、子どもたちにとって、入院したことが頑張った体験につながるように関わっています。

誤飲・誤嚥(ごえん)。1歳～3歳はとくに注意が必要です。
“ペットボトルのふたの大きさ”“トイレットペーパーの芯の大きさ”のものは飲み込めます。大人はつい「食べちゃだめ！」と言いますが、子どもは何がだめかがわかりません。この事故の防止は、大人が気を付けることが大切です。

水の事故。1～2歳の子どもが溺れる場所は、実は家庭のお風呂が一番多いのです。浴槽が低めだと子どもが入りやすいということもあります。しかもバシャバシャと音をたてたり叫んだりせず、静かに溺れることが多いのです。保護者が洗髪している間に溺れていた…ということもあります。

転落事故。子どもは好奇心旺盛。登ることも、降りることも楽しくなります。とくにベランダには、外壁に登れない対策を！

ケガをさせてしまうと、「あのとき目を離さなければ」「ここは届かなかったのに」などと思うこともありますが、日々の生活の中ではずっと目を離さないこと自体、難しい…。せいいっぱいの危険予測や予防策もとりながら、昨日届かなかった手が今日届くようになったことは“成長”と喜びたいですね。